続き

そういえば思い出したけど、ブルガリア、トルコ間のイミグレーションで賄賂を渡したのを見たのを思い出した。あまり大きな額ではなかったが、パスポートの隙間からさらっと渡していた。多分ジャックダニエルをたくさん持ってたのでそういうことかな。添乗員はウインクしてた。そのおかげか俺らはスルッとすぐ通れた。

トルコからの飛行機がカサブランカ空港に着く。税関がめちゃくちゃ混む。その中でどれが早く行くか勝負ということで2人別々に並ぶ。なかなか進まない、そしたら前のイケメンモロッカンが話しかけてきた。下手くそな英語で応対する。彼はセネガルダカールに行った後イスタンブールに四日くらい行って帰ってきたらしい。薬学部の学生というのをその時は医学部として勘違いしてしまった。CMに出てる人がモロッコ出身だということを教えてくれる。最近の映画ではコナン ジュバカバイルみたいのに出てる、というか映画名完璧に忘れてしまった。しかしいい奴だった。もっと話したかった。今年はずばり英語ですねやはり。あとcubase。とリズム、ドラム。ドラム。
その後合流し荷物を回収。両替を1.0165というレートでする。後で街中で1.0960くらいで見かける。細かいお金は持ってきた方がイイですね。
歩き方にあるバスで街へ向かおうと思ったら全くない。インフォに聞くとバスはないという。仕方ないから電車でむかう。カサ・ヴォヤージャー駅に三十分程で着く。席がほとんど埋まってて、四人ボックス席のイタリアセレブ夫人らしき奴らの向かいに座る。ちろちろ見てきた。俺は外の平原やボロ屋の風景を見ていた。
ヴォヤージャー駅からバスで中心地へ向かおうとするが、バス停を聞いて、バスの中で逆向きのに乗ってると教えられ、その後も色々と教わる。モロッコ人今のところいい奴しかいない。驚き。そのことを友人がホテルのオーナーにいうとモロッコ人はハートで接するからなと言われたらしい。オーナーは大麻野郎らしい。部屋にWi-Fiがなくて多少困る。しかしなんとなく居心地の良いホテルである。明日朝十時半発のバスも予約してご飯も現地の牛の足や胃袋を食べ、カフェでホットミルクを飲んだ。どこかでガムをお尻で踏んだらしく、ジーンズに着く。結構凹む。頑張って剥がした。そろそろ就寝。九時前。