娘は少し前から絵本を認知し始めたので試しにアンパンを頭装備している妖精が戦うヒーローアニメの曲集をyoutubeで見せた。当たり外れはあるようだけど、好みもあるらしくやはり丸みと色は強いなと感じた次第。

一つ気になったのが有名なOP曲の中の歌詞だ"何が君の幸せ 何をして喜ぶ わからないまま終わる そんなのは嫌だ"

久々に聞いたが、多くの日本人の子供はこの歌詞を意味を分からずとも通ってきたと思われる。子供の頃は同じ作品を何度も繰り返し見るため、この歌詞はサブリミナル的に脳に染み付いてる気がする、ここが日本人特有のアイデンティティクライシスを引き起こすきっかけの一つになっている気がする。

上記の歌詞の後、本来ならば回答が来て欲しい、しかし続くのは"忘れないで夢を こぼさないで涙 だから君は飛ぶんだ どこまでも"とアンパン妖精戦士特有の技能に帰結する回答だ。最初の回答まであれば良かったのに、ない為、疑問の部分だけが強く残ってしまっている気がする。これがエヴァ始めなんかわかんないんだけどクヨクヨーみたいなキャラ設定の根な気がする。

アメリカ人や欧州の人と接するとクヨクヨという単語は存在してないように感じる。私が見てきたような欧米作品にもあまりこの主人公造型は意外といない気がする(ディズニー等の子供キャラにナードはいるものの基本ねあかだと思う)。ここの差はアンパンの戦うアニメのOPを聞いていないからでは?もしこの歌詞を聞いていなかったら何が幸せかわからなくたって良いではないかと思えていたのでは?などと友人が勧めていたのでようやく読んだミッションちゃんの冒険やエイリアン9というクヨクヨ主人公漫画を読んで最近思ったのでした。

これをここまで書いた後、identity crisisの英語wikiを見つけたので、また無意味な事を書いてしまったと思った。