コーネリアスの新譜の三曲目、未来の人へは名曲だ。
構造が非常に良く出来ている。バランスが実はギリギリで、良く曲に成り立たせているなと思った。
イントロの1小節目が非常に巧妙。しばらくリフレインし続けるギターに合わせてピアノがなるので騙されるのです。
このギターは後でわかるのだけど2拍3連のリズムをとっているので
これで拍子をとってはいけないのにそこに初っ端はピアノが合わされるので変拍子かとか思っちゃう。
そして厄介なのがリズム隊で、ベースもドラムも裏拍を頭に基調にして演奏されていますので噛み合ってるようで噛み合ってない。
歌と伴奏のピアノが4/4の表で進行していくからとても変な響きで鳴るのです。
良く成り立ってるなって。しかも素晴らしいポップミュージックに成っているし。
そして盛り上がるところが3連譜のギター重ねるだけだったりで良いんですよね。ピアノとかはスパン短くして増えるけど。
下手にシンバルとか使用せずにライド裏で鳴らすだけでさかっこよいわ。
あと坂本さんの歌詞は素晴らしいね。一般名詞しか使わないのに彼らしさが出るんだよね。それ故にかもだけど。
けれどリズムと合っていて歌いたくなるんですよね、素晴らしい。
果たしてこれはフジロックでやってくれるのか。難しいと思うが是非やって欲しい。その期待も込めて備忘録。