日記初日

日記を書くのが苦手なんです。なぜならば、覚えていることは全部書こうとして、取捨選択が上手く出来ないからです。しかし書いてみましょう。途中でやめるかもしれません。それに横尾忠則も日記みたいのを書こうとして思い出すほうが自然とイメージが蘇ったり、気づかなかったところにまで気がいったりして良いみたいなことを言っていた気がする。

初日は成田を午前9時くらいに出て香港を経由あんど6時間待ち(空港から出られない)、そしてインドに午後11時に着くという話。日本で予約していたタクシーとホテルKELSONを利用。空港出たばっかでもうインド人たくさんいすぎ、みんなタクシーの人。僕らはピンクのプラカードと言われていたのでそれに向かう。他にも何人か日本人がいた。二人の人が普通自動車で送ってくれた。せっかちな人とのんびりした人。空港からインドの道路へ出てみると、交通ルールの適当さに驚く。免許いらないんじゃないのくらい適当。みんな上手いけど。道路でこぼこ。
ホテルに着く。今思うとメインバザールの後方だった。わかりづらい発音のインド人が案内してくれた。パスポート取られる。不安。これはコピーするためだったらしいけど、ちょっとでも取られると不安。色々汚かったし暑い。「ウォチャル、ウォチャル」って言ってミネラルウォーターはいるかとやたらと聞いてくる。結局三本買わせて、5ルピーくらい確かチップというかお釣りを返さず、チップとして持ってった。30分後パスポートについて聞くがてら外を出てみようかと出ようとしたら、外でもう店はやってないし危険だからやめとけと言われた。「クローズ、クローズ」とたくさん言われた気がする。外は犬がたくさんいて、そしてクリケットを少年と大人がやってた。練習してたというのが正しいかもしれない。夜中の12時くらいに小学五年生くらいの少年がでかい声でクリケットやってた。面白いなと思う時の感情が体内で起こっていた。僕らはなんとか冷蔵庫の電源を付け、クーラーをかけることに成功し寝ることにした。僕は日本から持ってきたバスタオルを掛け、友達にウィンドブレーカーを貸した。かけ布団がなかったからだ。
朝テレビをつけてみるとすごいデカイ音量になっていた。前の人がそうしていったのかと考えたけど再度またつけるとまた最大音量だった。そういう仕様なんだと思った。
二日目はこうして始まった。二日目が結構大変だった。僕らは僕の日程もあり、明日にはアーグラーへ行き、その日の寝台列車でバラナシに行っておき、そこで一泊、そして次の日寝台でデリーへ、そして一泊して次の日僕は帰国という予定だった。だからまずチケットを取ろうとした。そこで日本でタクシーを予約した、トラベル&ツアー インド会社のシンさんのところを訪ねた。正確にはタクシー代などを払うためだった。三人で2000ルピー。その後チケットの話などを聞き手数料が200ルピー取られると聞き友達はなんだか満足いかなかったらしく、いったん作戦立ててからまたきますと言って僕らはそこを出て、今度はDTTDCを目指そうと言い出した。そしたらソッコー普通にインド人に捕まって詐欺旅行会社へ案内された。シンさんとこで良かったのにと思いながら、あるいはシゲタトラベルでいいじゃないかと思いながら(俺の言うことはあまり信用されない。そもそもDTTDCはその名を使って客引しないと書いてあるよと言ってもなぜか聞かなかったし。多分スルーされるようになってる。その点はすごいむかついた。)も僕らは連れていかれた。すっごい暑い中。ウンコがたくさん落ちててハエがたくさんいて、ここがインドかと体感しながら。てかそもそも旅の基礎を学んだんだけど、荷物をまずホテルに預けてからこういうところはウロチョロすべき、観光すべきなんですね。バックパック重い。

続く