意味なし貼り付け

本を読んだ時、音楽を聴いた時、映画を見た時、そのあとの人生でそれをそのまま移すことあるいは変換が可能であるかというのがそれれの体験でもっとも重要であると思う。それは大江健三郎が行っていた本などを読んだ後に何も覚えていない、それについて語れないんじゃ何も体験してないのと一緒と言ったのと同種のことである。つまりは移すというのはその体験を脳内に保存し、それが適当な場所でまた解凍できるということである。変換はこれの単なる応用でこの解凍を一つ違った形に変形する、つまり先ほどの冷凍されていた体験をメタ化するのである